アトウッド数 (英: Atwood number, A)とは、流体力学における無次元量の一つで、密度成層流中の 流体力学的不安定性 ( 英語版 )に関する研究に用いられる。
アトウッド数は無次元の密度の比で以下の式で定義される:
ここで
アトウッド数はレイリー・テイラー不安定性および リヒトマイヤー・メシュコフ不安定性 ( 英語版 )の研究において重要なパラメータである。レイリー・テイラー不安定性において、重い流体の泡の軽い流体への浸透距離は加速時間の尺度の関数、 A g t 2 {\displaystyle \mathrm {A} gt^{2}} (g は重力加速度、t は時間)で表される。